今回はメルセデスベンツのエントリーモデルであるAクラスのガソリン車
A180 Styleのレビューを書きたいと思います。
とはいっても今まで試乗してきたBクラスやCLAなどと内装はほぼ一緒ですし、
その辺は割愛して、1331ccのガソリンエンジンはどうなのか?という部分に焦点を当てていきたいと思います。
メルセデスA180ガソリン車っておススメ?
まず初めに結論をいいますと、A180等1300ccのガソリン車は私はおススメしません。
理由は後述しますが、簡単に言ってしまえば車を運転する楽しさは味わえないからです。
ただ、近所の街乗りオンリーでていう利用目的であるなら全然OKかなというところですね。
ちなみに燃料タンクは43Lです。
ガソリン満タンからのおおよその走行可能距離は480km~580kmの間ではないかと推測できます。
A180の乗り心地
エントリーモデル中のエントリーモデルということで乗り心地が良いか?といわれれば
「う~ん・・・」首をかしげてしまうところです。
1331ccという排気量はおそらく街乗りではほぼ困ることはありませんが、
高速道路では明らかにパワー不足を感じてしまうのでは?という予感をものすごく感じてしまいます。
なにが理由でここまで下げてきたのか意味不明。。。
そういえば最近CLAにもCLA180と称して同じ排気量のモデルが追加されたようですが、
私は正直おススメ出来ませんね。
やはりメルセデスは高速道路を走ってナンボといいますか、高速で初めて本領を発揮する車です。
そこでこの排気量では、パワー不足のほか回り込んでくる不快で大きなロードノイズ、そして限界を感じさせるエンジン音と
400万~500万もする車でこれか?ときっと誰もが思わされることでしょう。
乗り心地だけでいえば、200万円くらいの国産車と変わらないかもしれません。
街乗りオンリーなら全然おススメ
とはいってもやはりメルセデスベンツ。そのブランド力は衰えを知りません。
先進的装備と安全性は間違いなく世界一、そしてそれがSクラスと同等ともなれば
所有したことのない方からすれば興味がないはずがありません。
当然所有すれば所有欲という部分は満たされますし、なにより周りの反応ががらりと変わるのは
所有者でなければ決して味わえません。(本当に周りの反応の違いには驚きますよ)
街乗りで近場の移動でしか使わないという程度であれば全然おススメ出来ますね。
懸念される部分は、全幅が先代よりも大きくなって1800mmになったところ。
1800mmといえば実はトヨタのクラウンと同じなんです。
コンパクトカーの類ではあってもそこそこ大きいので、狭い道でのすれ違いには少々注意が必要になります。
A180,B180,CLA180は過度な期待は禁物
メルセデスベンツという高級ブランドだからといって
180シリーズは特に高級というイメージを持たないほうが良いでしょう。
よくレビューで、乗り味が硬くていまいちとかロードノイズがうるさいとか書かれることがありますが、
それはメルセデスベンツというブランドから高級車という先入観が入るために余計に
感じてしまう部分があるのだと思います。
これら180はあくまでエントリーモデルであって、上のモデルにステップアップするための
入り口という位置づけの車種です。
しかしエントリーモデルといえど、車としての完成度と性能は素晴らしいものがあるので
気になる方はまずは試乗してみてはいかがでしょうか。