令和のスター候補!久保建英の経歴をおさらい!
日本サッカー界には期待の若手選手が数多く存在しますが、
日本中が注目する選手といえば!?
そう、まだ17歳ながらJ1のFC東京で活躍する久保建英です。
サッカー好きであれば、この名前を知らない人はおそらくいないのではないでしょうか?
また、久保建英は日本だけでなく世界中から注目を浴びているのです。
世界トップクラブのひとつであるスペインのFCバルセロナに所属していたのですから。
では、久保建英の経歴をおさらいしてみましょう!
小学生時代はJ1の川崎フロンターレの下部組織に所属していました。
そこからセレクションを経てスペインのFCバルセロナに加入します。
それだけでも凄いのですが、さらに凄いのは加入してからです。
チームの中心として活躍し、将来を嘱望される選手に成長していったのです。
ヨーロッパのクラブの下部組織では、
上のカテゴリに上がるために熾烈な争いを勝ち抜かなければなりません。
多くの選手が年齢(学年)が上がる段階で上のカテゴリに上がれずに
退団しなければならなくなります。
この点は日本のJリーグクラブも同じですが、
久保建英が身を置いたのは世界トップレベルであるスペインのクラブ。
それも世界トップクラブであるFCバルセロナなのです。
世界中から将来有望な選手が集まる環境で日本人選手がこのように注目されることは、
とてつもなく凄いことなのだということが分かりますよね。
しかし2014年に、
外国人選手の獲得に関する違反によりFCバルセロナがFIFAから制裁を受けた影響で、
久保建英は18歳になるまで公式戦出場を禁じられてしまいました。
そこで久保建英はトップレベルでの出場機会を得るため、
一旦は日本に戻りプレーすることを選択したのです。
久保建英の凄さはココだ!テクニックだけではない!
想定外の出来事により日本に戻ることを決断した久保建英は、
スペインのFCバルセロナからJ1リーグのFC東京に移籍しました。
日本復帰後も成長を続けています。
横浜F・マリノスへのレンタル移籍を経験し、FC東京ではレギュラーの座を掴みとりました。
17歳ながらチームの攻撃の中心として堂々たるプレーを見せています。
今シーズンはここまで2ゴールですが、久保建英の魅力はゴールだけではありません。
シュートも正確かつ強烈ですが、
何よりも卓越したボールコントロールから繰り出される
ドリブル突破やボールキープが特徴なのです。
でもそのようなタイプの若手選手は他にもたくさんいるのでは?と思いますよね。
確かにその通りです。
今の日本では高いテクニックを持った選手は次々と輩出されています。
では久保建英がなぜここまで注目されるのか?
それは、その高いテクニックに戦術眼や状況判断が伴っているからなのです。
個人で打開できるドリブルには目を見張るものがありますが、
一瞬の状況判断やイマジネーションから生み出される
決定的なパスも供給できるチャンスメーカーが、久保建英なのです。
初の代表選出!日本の至宝・久保 建英のスーパープレー集 出展:Jリーグ公式チャンネル
久保建英が遂にA代表へ!南米の強豪相手にどこまでやれる!?
今シーズンの久保建英はFC東京でレギュラーとして出場を続け、
ここまで2ゴールを挙げています。
ゴールだけでなく決定的なスルーパスや攻撃の起点となるプレーでチャンスを数多く作り出し、
序盤から首位を維持するFC東京を牽引しているのです。
プレーを見ていても17歳とは思えない堂々たる振る舞いですね。
Jリーグで大活躍を見せる久保建英ですが、遂にその時が来ました。
日本代表に選出されたのです。
5月23日に発表された親善試合のメンバーにも、
翌24日に発表されたコパ・アメリカに出場するメンバーにも久保建英の名前はありました。
U-20やU-22といったアンダーカテゴリーではありません。
A代表です。10代でA代表デビューした選手はこれまでに、
小野伸二や香川真司、内田篤人など逸材の名前が挙がりますが、
久保建英はそれ以上の期待がかかっているでしょう。以前から待望論はありました。
しかしこれまでは、U-20ワールドカップを控えるU-20代表や、
東京オリンピックを目指すU-22代表の活動が中心で、
A代表に呼ばれることはありませんでした。
そして今回、遂にA代表に初招集となった訳ですが、
そこには複雑な事情があり、不安要素もあるのです。
6月に開幕する
南米の大陸選手権コパ・アメリカに招待出場する日本代表への選出となりましたが、
5月に開幕したU-20ワールドカップにも日本は出場しています。
本来であればそこに出場することがベストと言えます。
17歳の久保建英にとっては、
年齢的にU-20代表も飛び級選出ではありますが、
明らかにチームを牽引する存在でした。
コパ・アメリカがハイレベルな大会であることには違いないですが、
U-20ワールドカップはアンダーカテゴリーとはいえ世界大会です。
世界にアピールする絶好の機会ですよね。
では、なぜU-20ワールドカップへの出場を回避させてまで、
久保建英をA代表に呼んだのでしょうか?
実力的には申し分ありません。
しかし、決定的な理由はそこではないのです。
大陸別選手権に出場する代表チームに選手を派遣させられるのは
年に一回だけというFIFAの規程により、
今年アジアカップに出場した日本代表はベストメンバーを招集できません。
そのため、これまであまり代表戦に出場経験のない
若手中心のメンバーで編成することになったのです。
久保建英のA代表招集はこれが一番の理由なのです。
現に、他にも初招集を含む若手選手が複数選出されています。
繰り返しますが、久保建英のA代表選出については実力的には疑問符はつきません。
「大人の事情」により世界大会への参加権を失ったこと、
中心選手がいない中で過度に期待がかかり過ぎてしまうことが心配なのです。
それでも世界が認める逸材である久保建英は、堂々とプレーしてくれるでしょう。
南米の強豪国の度肝を抜くプレーに期待せずにはいられませんね!
大き過ぎる久保建英への期待!この先も輝き続けるためには!?
6月のコパ・アメリカに出場する久保建英が、
どのような活躍を見せてくれるのか注目ですが、それ以上に楽しみなのは今後の進路です。
公式戦出場禁止が解除される18歳になったら、
FCバルセロナに戻るという説が有力とされていますが、
他のビッグクラブが興味を示しているという報道も目にするようになってきました。
少なくともJリーグにとどまることはないでしょう。
もちろん世界的ビッグクラブでのプレーに期待したいですが、
一番怖いのは選手生活に影響を及ぼすような大きなケガを負うことです。
これまでにも、
ケガに泣かされて思うような活躍ができなかった天才たちがいたことを
思い出してみてください。
そういったことがなければ、久保建英は世界に羽ばたいていくことでしょう。
順調な成長を願うばかりです。
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